ごあいさつ

―小さな命の声に耳をすますこと―

2011年3月11日、東日本大震災。
あの日からすべてがはじまりました。
それまで何気なく当たり前に、日本の未来にもそれほどの不安も持たず生活していた日々。

地震、
津波、
原発事故・・・。

ゆるぎなかったものがカタチを崩していく様を目の当たりにして、ただただ、未来に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

当時お手伝いをしていた動物保護(ボランティア)団体のKDP(神奈川ドックプロテクション)にも、時の経過とともに、福島からの被災犬がたくさん保護されてシェルターはさらに犬たちであふれかえっていきました。
微力でも何かできることをしたいという気持ちにかられ、以前から預かっていた犬を里親さんの元へと送りだした後、福島県浪江町から保護されてきた柴ミックス♀の犬の預かりボランティアをするようになりました。 預かり主として6頭の犬の預かりをして、そのうち4頭を里親さんの元へ送りだし、今は2頭(福島被災犬のモヒート♀と、センターから保護したダックスのドルフィー♂)が我が家の愛犬となりました。

預かりという立ち位置での保護活動を通して気がついたことは、目の前にある命に手を差し伸べ救うことと同じように、少し先の未来に命の大切さを伝えて蛇口を閉めることも必要だということです。

私が最も無理なく継続してできることは何だろうと、自分自身に問いかけた時気がついたのが、こどもたちへ向けての啓発活動に力を注いでいこうということでした。
そして、2013年春から動き出しました。

全ての動物にも命があり、それは人間である私たちと同じ。

それを私達人間は忘れてはいけないし、心の根っこに想うことで、自然に対して、生物に対して、多様性を尊重し、命を慈しむことができると思うのです。

小さな命の声に耳をすますことを、
小さな人たちの心の中につむぎたい・・・・

TUMUGU=つむぐ=プロジェクトをゆっくりでも広げてゆきたいと想っています。

2013年7月17日 聖マリア小学校のプロジェクトでお力添えをいただいた皆様と

2013年11月11日
佐竹加代子

「2013年7月17日 聖マリア小学校のプロジェクトでお力添えをいただいた皆様と」


tumugu=つむぐ=プロジェクトの活動にご賛同くださり、以後メインメンバーとして、マイロ・ドックスクールの田野先生が活動をともにしてくださることになりました。
 
主に【犬との正しい挨拶の仕方、ふれあいのプログラム】でお力添えいただきます。
動物愛護精神普及啓発活動と並行して、「AAE(Animal Assisted Education)=動物介在教育」としての命のかかわりあいもまた未来そのものであるこどもたちにしっかり伝えていきたいです。

2014年8月30日
佐竹加代子

動物を飼うという事は、簡単な事ではありません。
終生飼育は、飼い主さんとしての責任です。
飼い主さんとして犬とどうつき合うか、意識をもっともっと向上していただく為に、しつけ教室をやっています。
その中で、「命」はとても大切なものだと言う事を、tumugu=つむぐ=プロジェクトを通じて啓発活動を行っています。
特に子供たちに、命の大切さを犬とのふれあいを通して感じてもらう。
親御さんにもお子さんと一緒に感じてもらう。
大人が、動物を慈しみ、愛情を示すことで、子供たちも親も学んでいきます。
動物って暖かい。優しい。そう感じて命を大切にしてくれる人になってもらいたいと思っています。

マイロ・ドッグスクール 田野裕子
 
JAHA CAPP認定パートナーズ
優良家庭犬普及協会 GCT認定
ペットパートナーズ認定(旧デルタ協会)
横浜市 保管70-117 訓練 70-118
しつけ教室 ペットホテル


啓発活動をはじめる以前から、預かり仲間として志を同じくしていた池澤敦子さん。
この度、tumugu=つむぐ=プロジェクトのメインメンバーとしてマイロ・ドックスクールの田野先生と同じく、これから活動をともにしていくことになりました。
 
学校や幼稚園での啓発活動は、平日のプログラム実施が多く、ボランティアとしてtumugu=つむぐ=プロジェクトの一員として活動をともにしてくださることとてもありがたく力強い存在です。
 
しっかりこどもたちに伝えていけるように、こちらも体制を整えつつ、一歩一歩これからも進めていく想いです。
どうぞ、この活動にご賛同いただけましたら、みなさんのご支援も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

2014年8月31日
佐竹加代子

・・・一事が万事・・・
 
子どもの頃から犬と暮らしてきました。
その頃の犬といえば、近所で生まれた仔犬をもらうか、野良が生んだ仔犬を拾うか、そんな選択肢が当たり前の時代でした。
外飼いも放し飼いも当たり前、我が家もそうでした。
何度か保健所の回収車に連れていかれそうになった事もありました。
今思えば、あの頃から殺処分はあったのですね。
無知とは怖いものです。
何も知らないまま、それでもペットショップで犬を「買う」選択はないまま、数頭の雑種と暮らしてきました。
 
家庭を持ち、久しぶりに犬を迎え、犬を通してたくさんの方々と出会い、現状を知り、刺激を受け、自分にできる事は何だろうとずっと考えながら、それでも止まっている事ができず個人で細々と活動していました。
だけど、1人では限界がありました。
 
一頭目の保護犬を迎えてから3年後にKDP(神奈川ドッグプロテクション)さんから全盲の老柴を迎え、二頭+人4人の家族になりました。
たったの二頭です。今の自分ではそれが精一杯。
動物は人を裏切りません。では人は動物たちにどんな恩返しができるだろう。
 
若輩ながら子育てをしてきて、犬を迎えて、現代に生き、今思うことは
 
「一事が万事」
 
大きくても小さくても命を慈しめない人間は、人にも地球にも優しくなれない。
 
・・・なんて、偉そうな事を書いてしまいましたが私自身は大金持ちでもありません。
特殊な技能も技術も動物に関する肩書きもありません。普通の人間で、しかも未完成です。
 
けれど、きっとこんな自分にも任された使命がある。きっと誰にでも。
今の私には、命を簡単に考える事への、一番人間に身近な動物たちからのメッセージを1人でも多くの人に伝え、未来を担う子どもたちへ胸を張ってバトンタッチすること。
 
胸を張って言える事は「思い」しかありませんが、同じ思いを持った方々と出会い、ご縁がつながり、1人ではなくなった事へ感謝し tumugu=つむぐ=プロジェクトの一員として、これからこの活動をしなくてもよい日が来る事を信じ、みなさんと「自分にできること」を寄せ合って力に変えていけたらと思っています。

池澤敦子