活動報告

鎌人いち場イベント:鎌倉海浜公園
Posted on:2016/10/16:鎌人いち場イベント:鎌倉海浜公園

『第15回鎌人いち場』 2016年10月16日(日)、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区にて、第15回鎌人いち場が開催され【交わる場:知る場エリア】にて『tumugu=つむぐ=プロジェクト』も出展させていただきました。

前日午後から、運営委員会の指示のもと、会場となる公園内に出展者区画位置決めのためにテープでしるしをつける作業があり、そちらもお手伝いに入りました。 お手伝いを通して、これまで鎌人を続けてきた運営委員会の方々のお人柄、想いに触れ、温かい気持ちになりました。 お手伝いの数が多かったとのことで想定していたより早めに作業もすみ、翌日に備えました。

16日当日、おかげさまで天候にも恵まれ晴れ。 午前中はやや雲がかかっていましたが、設営準備にはちょうどよい天気。 お昼にかけて上空にかかっていた雲が徐々に晴れていき晴れ間がみえていくにつれ、気温も上昇、イベントにはもってこいのお日柄となりました。 お昼にかけて来場者がどんどんどんどん増えていき、お昼を過ぎたあたりで大賑わい。

そんな中『tumugu=つむぐ=プロジェクト』のブースでは、スタッフのもとで幸せに暮らす元保護犬の卒業犬がみなさまをお出迎え。 たくさんの方がお立ち寄りくださいました。 イベントでの啓発では、パネル展示にあわせて、卒業犬の幸せな姿とその飼い主さんの声に触れていただくことが一番の啓発になると常々感じております。

保護犬、保護猫に対して、「途中から迎え入れるとなかなかなつかないんじゃない?」 イベントに出展して活動をしている中でもそのような思いを伺うことが多いように感じます。 テレビや雑誌、ソーシャルメディアなどで以前よりも保護犬、保護猫、TNR、殺処分ゼロ、そういった存在、言葉に触れる機会も増え、数年前に比べたら動物愛護について話をすることがより普通の会話としてできるようになったと感じます。

そんな中、知識としては知っているけど、実際家族として動物を迎え入れようと検討段階になると、「途中から迎え入れるとなつかないんじゃないか、病気のリスクが高いんじゃないか」といった懸念材料をもとに、最後に保護犬や保護猫が選択肢からもれていくという話を幾度となく聞くことがあり、そこにもう一歩の選択における優位性を示せるのは、卒業犬の存在であろうと思うのです。

保護犬、猫によってなかにはその前につらい想いをしていたり、トラウマが隠れていることももちろんあります。 もしかりに苦手がことがあるなら、信頼関係を築いていく段階でそれに気が付き、その点にこちらが少し気をつけてあげる。 少し時間をかけて、苦手なことを取り除く努力につきあっていくことで、そのようなことはクリアしていけます。

クリアしていく過程で築かれていく信頼関係の絆の深さは言葉ではつくせないほど、強く、温かく、光に満ちていて、そして、犬や猫たちを通して素晴らしい仲間との素敵なご縁も知らず知らずに結ばれていくことと思います。 今幸せに暮らす卒業犬の姿と飼い主さんの声はなにより説得力が強く、それが一番つむぐとして伝えたいこと。 保護犬、保護猫が選択肢の一つではなく、選択にかわっていくように、これからも活動を続けていく想いです。

文責:佐竹加代子

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この日の収支 募金箱 13,635円、物販 2,200円となりました。
いただいたお気持ちは活動運営資金として大切に使わせていただきます。
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