みゅーわん・キッズコンサート:鳩の森愛の詩瀬谷保育園
Posted on:2016/6/15:みゅーわん・キッズコンサート+イヌとおともだちになるには?
今回の活動報告はスタッフ「池澤敦子」が書きました。
ついに念願の横浜市での初開催の日を迎えました。
保護犬を我が家に迎えてからずっと自分にできる事を探し続け、2頭目の保護犬を迎えて、それ以上の実動はできずでしたが、現状を変えていきたいとの思いはさらに強くなり、そのためには、未来の大人である子供たちに伝えていきたいと考えて自分なりに動いていましたが、1人では限界がありました。
そんな時に保護団体の譲渡会ボランティアとして一緒に活動していた仲間が、同じ思いでこの啓発団体『tumugu=つむぐ=プロジェクト』を立ち上げ、声をかけてくださり、メンバーに入れて頂きました。
拠点は横須賀で、これまでの活動は保護犬猫問題に理解の深い地域の横須賀、逗子、葉山でした。
活動をするたびに手応えを感じていました。
私が住む横浜市での開催は、神奈川県全体レベルの大きなイベントはさせて頂きましたが、ピンポイントの活動はなかなか叶わずでした。
そしてやっと今回、念願の横浜市内での初開催を迎える事ができました。
会場は横浜市瀬谷区にある「鳩の森愛の詩保育園」です。
こちらの保育園は近隣の4つの園がグループ法人になっており、今回は4園の年長組さん総勢70名ほどの園児さんと20名近い職員さんがが集まってくださいました。
まずはいつものように、「特定非営利法人 みゅーまる」さんによるミニコンサートと絵本の読み聞かせです。
劇団四季出身のお2人による素晴らしい歌声には子供たちも職員のみなさんも釘づけになりました。
続いて、絵本の読み聞かせはスクリーンを使用した「動く絵本」です。
途中には歌も入り、とても素晴らしい内容です。(個人的にはこの挿入歌を聴くたびに涙が出てしまいます)
歌も読み聞かせも大好きな子供たちも職員のみなさんもキラキラした目で真剣に聞いてくれていました。
続いて「マイロ・ドッグスクール」の田野先生による「犬とのご挨拶のしかた」「さわってはいけない犬」などの授業です。
田野先生は tumugu=つむぐ=プロジェクトの一員でもあります。
「犬がリードをつけずに近づいてきたら・・」ダルメシアンのエリーちゃんと、みゅーまる代表の岡本和子さんがデモンストレーションしました。
「さわってはいけない犬」では、わかりやすくイラストが描かれたパネルを使用して説明しました。
子供たちは食い入るように真剣なまなざしで見入っていました。
人が犬を知る事で哀しい咬傷事件などは防ぐことができます。
小さな命を大切にする事にもつながっていくと考えます。
その後はお待ちかねの「犬とのふれあい教室」です。
この日の参加園児70名はこれまでで最大規模のふれあい教室となり、犬9頭が集まりました。(ちなみにスタッフは総勢で25名でした。)
数名のグループに分れそれぞれ、ふわふわで温かい犬たちとのふれあいを楽しんで頂きました。
犬たちはトレーニングされており、シャンプーもして参加しています。
みんな、事前に学んだご挨拶もきちんとできました。
小さいけれど同じ命、感じてくれたかな。
犬にふれる事が怖いグループも設置しました。
このグループにはぬいぐるみを使ってスタッフがお話しします。
途中、実際の犬にふれてみたくなった子は順次移動し、強制はいたしません。
最終的には大半の子が勇気を出して触れる事ができました。
犬たちにも負担のかからない時間配分をし、子供たちにも楽しんでもらえるようにプログラムを組んでいます。
最後は「みゅーまる」さんによる、手話を使った「小さな世界」でお別れです。
曲の後半ではベテラン、ゴールデンレトリバーのフランちゃんが田野先生とドッグダンスも披露しました。
今回はその後に嬉しいサプライズが♪
園児のみなさんから私たちに歌のプレゼントを頂き、温かい気持ちと元気を受け取りました。
ありがとうございました♪♪♪
最後に、鳩の森愛の詩保育園のみなさま、大きな舞台で培った歌声と演奏を専門のスタッフの方による本格的な音響設備で見せてくださった「みゅーまる」のみなさま、ふれあい教室のために参加してくださった犬たちや飼い主さん、ふれあい教室の補助で、遠くは県外からも足を延ばしてご協力くださったみなさん。
当日の参加は叶いませんでしたが様々な形で応援してくださったみなさんの、子供たちへの思いと、多大なるご理解とご協力で今回も無事にプログラムを実行する事ができました。
心より感謝いたします。
子供たちの純粋な心にきっと刻み込まれた事と思います。
tumugu=つむぐ=プロジェクトから横浜市への1粒目の種まきが完了しました。
神奈川県のかかげる「殺処分ゼロのその先へ」いつの日か花が咲き実を結びますようにこれからも足元にできるだけの種を蒔いていきたいと考えます。
文責:池澤敦子