活動報告

アニマル・ウェルフェアサミット2016~動物と人と笑顔のために~
Posted on:2016/8/29:アニマル・ウェルフェアサミット2016~動物と人と笑顔のために~

8月26日、27日の二日間に渡り、東京大学本郷キャンパス 福武ホール、弥生講堂アネックスにて『アニマル・ウェルフェアサミット2016~動物と人と笑顔のために~』が開催されました。

主催:一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル
共催:非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン、一般社団法人Do One Good
後援:神奈川県、広島市、神石高原町、千代田区、盛岡市
協賛:共立製薬株式会社、アイペット損害保険株式会社、株式会社R2(アールツー)、東京大学渋谷健司研究室、KOUTA YAMAKAWA
協力:公益社団法人 日本動物病院協会、公益社団法人 アニマル・ドネーション、特定非営利活動法人ゴールドゼロ、TOKYO ZEROキャンペーン、ネコリパブリック、日本ペットサミット、特定非営利活動法人みゅーまる、tumugu=つむぐ=プロジェクト、リアル猫ヘッドアートプロジェクト、アトリエマンセル、株式会社スモールホープベイプロダクション

tumugu=つむぐ=プロジェクトとしては、8月27日 みゅーまるによるプログラム『キッズ&ファミリーコンサートとお話』10時45分~11時45分(福武ホール ラーニングシアター)、inu*maru写真展『殺処分0のセンターで生きるということー神奈川県動物保護センターの犬と猫たち』(ラーニングシアター通路)の写真展のお手伝いをさせていただきました。

二日間にわたったサミットは来場者2000人を超える大盛況、立ち見がでたプログラムも多く、北は北海道から、南は沖縄と遠方からサミットにかけつけたかたもいらっしゃり、サミットへの関心と今後の動向への期待の高さを物語っていました。
とくに、26日「アニマル・ウェルフェアリーダーズ会議」、「東京殺処分0を目指して」では黒岩県知事や小池都知事の登壇もあり、プレスの取材も多く、会場満席で熱気をおび、みなさんが真剣に登壇者の一言一言に耳を傾けている姿が印象的でした。

殺処分0のスローガンが独り歩きばかりするのでは・・・と批判的な声を一部から耳にする機会もありますが、今回のサミットの登壇者、運営者、来場者の声をふくめ、みなさん殺処分0のその先をしっかり見据えて議論していらっしゃいました。
それぞれの立ち位置で、数字の0を追い求めるだけではなく、その質を高めていく努力を怠らず、課題にも向き合っていってこその0であるという視点を持ちながら、今後この課題にむきあっていこうというコンセンサスがサミットの場で確認できたことは、今回のサミットで最も大きな収穫だったように思います。

また、27日の「アニマル・ウェルフェア講座」を受けて、海外における概念や実際を講座を通して伺い知る中で、諸外国とは異なる法律、文化、モラルがある中、日本は日本としてのアニマル・ウェルフェアをこれから議論し、実践し、作りあげていく段階にあることも確認できました。
動物たちが自然に行動(natural behaivoir)できるように、快適な環境を整えること。
アニマル・ウェルフェアの指標となる「動物の5つの自由」の基軸をいかに解釈して実践していくかは、ひとえに飼い主さんや動物にかかわる方々それぞれの肩にかかっており、だからこそ、それぞれが日頃から関心を持ち折に触れ新しいことも学び、都度都度意見交換をしていくことが、動物と人に笑顔溢れるさらに円熟した共生社会をつくりあげていくことにつながっていくでであろうと思いました。

プログラムを提供する側として今回参加させていただきましたが、サミットを通して自分たちも今後の日本におけるアニマルウェルフェアを知り、感じ、考える大変有意義な時間となりました。
今後は、行政と、保護団体、啓発団体が互いを批判することなくリスペクトしたうえで議論を重ねる場を設け、連携をとり、力をあわせてゆくことがさらに必要になってくると思います。
tumuguとしても、今後も引き続き活動を進め、笑顔が一つでも増えていくお手伝いができたら幸いです。

最後に、今回福武ホールの司会進行のお役目を快諾してくださったNHKワールドTV、「NEWSROOM TOKYO」のアンカーを努める渋谷亜希さん、写真展の開催を快諾してくださったinu*maruさん、いつも折にふれ活動をともにさせていただいている特定非営利活動法人みゅーまるのみなさん、素敵なお菓子をつくってくれたみのたけ製菓の愛さん、そしてtumuguの活動を支えてくださるサポーター、関係者のみなさん、そしてここまで一緒に活動をともにしてくれているtumuguのスタッフのみんな。
みんなの想いがこれからも重なり響きあい笑顔とともに歩んでいけますように♪
心からの感謝をこめて ありがとうございます。
そして、また明日からもよろしくお願いします。

tumugu=つむぐ=プロジェクト
代表 佐竹加代子