横浜シュタイナー学園 座談会報告
Posted on:2017/10/18:横浜シュタイナー学園 座談会報告
長く続く秋雨が1日だけ晴れた日に、佐竹、inu*maru、池澤の3名で「横浜シュタイナー学園」さんへ伺ってまいりました。
こちらの学園は前回のセンター見学会(10月3日)に来てくださった生徒さん達が通う学校です。
今回も7年生(中1)のみなさんのクラスにお邪魔して、前回の見学会を踏まえて座談会を行ってきました。
横浜シュタイナー学園さんはご存じの方も多いかと思いますが、シュタイナー氏の提唱により日本の一般の教育課程とは一味違った教育理念のもとに子供たちの可能性を素敵に伸ばしてくださる学園で、入り口から別世界が広がります。
1学年1クラスの少人数で、玄関にたどりついた時から始まる、手作も含めた温もりのある色使い、木を基調としたひとつひとつの造形に、それぞれの経緯からシュタイナー教育について興味のあった私たちは興奮すらしてしまいました。
そんな環境で日々を過ごす生徒さん達とじっくりお話しができる事を楽しみにしてこの日を迎えました。
入室してご挨拶した時に私たちの名前を憶えていてくださって感激でした。
前回はプログラム進行上、行わなかった佐竹の自己紹介からのスタートです。
一緒に暮らす犬たちのこと、家族のことから、なぜこの活動をするようになったのか、どんな思いで日々活動しているか、などお話ししました。
おそらくはまだあまり知識のない生徒さんにとって初めて耳にする事ばかりで情報量がたくさんでしたが、担任の先生がタイミングのよい所を見計らって声をかけてくださり、生徒さんからの質問タイムを織り交ぜつつ和やかに進行いたしました。
途中、犬種や「さくら猫」の話になった時に「シェルティ」「スコッチテリア」など名前と風貌の一致しない場面ではイラストレーターでもあるinu*maruさんが黒板にササッと描いてくださる場面もありました。
生徒さん達も私たちの訪問を前にバザーで募金活動を行ってくださったり、事前に質問の準備をしていてくれたので、はじめは緊張しつつもいろいろ質問をしてくれてそこからまたお話しが広がりました。
池澤の自己紹介では自作の小冊子「もちこのこと」を皆さんに配布させて頂き、それをもとにお話しを進めました。
実は犬が怖いと教えてくれた、猫と暮らす生徒さんが、もちこの呆けた寝顔に笑ってくださったのが印象的でした。
犬が苦手、猫が苦手、昨日はいませんでしたが動物が苦手、もちろんその逆、それぞれを認め、自分にできる事を見つけていって頂けたら。
お持ちした小冊子で終生飼養の大切さが伝わったら・・・と思います。
inu*maruさんはすっかり生徒さんと同じ目線で持前の人懐こさから生徒さんとうちとけて恥ずかしさが残る生徒さんの話を上手に引き出してくださり、前回は時間が足りずに話せなかったことなど、笑いあり、真剣な時間ありの充実した時間となりました。
時間はあっという間にすぎ終了後は一緒にお昼も頂き、テーマ以外の普段のお話もできてより仲良くなれた気がします。
このように、未来ある若者たちと直接お話しできる機会は私たちにとって活動理念に一番近い事であり、ありがたく貴重な時間となりました。
また皆さんとお会いできたら嬉しいなと思います。
今回、ご縁をつないでくださった方々、お時間を割いてくださった森田先生はじめ学園職員、父兄のみなさま、本当にありがとうございました。
文責: スタッフ 池澤