みんなでセンターへいこう!-神奈川県動物保護センター見学会
Posted on:2017/10/3:みんなでセンターへいこう!-神奈川県動物保護センター見学会
2017年10月3日
第9回 神奈川県動物保護センター見学会を実施いたしました。
朝のうちは曇っていたお天気も爽やかな秋晴れとなりました。
本日のご参加は14名で満席でした。
一般の方5名、その中には中学生のお子さんとご一緒のお母さまも!
それから「横浜シュタイナー学園」の7年生の生徒さんが先生のご引率で8名もお越しくださいました。
関心を持たれたきっかけは様々ですが、若い世代の方々のご参加は特に嬉しく思います。
アクセスが決してよいとはいえないセンターへ足を運んでくださったという事がとても大切だと思います。
本日も岩屋業務課長さまからのセンターについてのお話と、共に神奈川県登録啓発ボランティアであり、共催者である写真家のinu*maruさんにお話をして頂きました。
inu*maruさんがセンターへ足を運び撮影された写真とともに伺いました。
その後はセンター内の見学を。
もう少しで築50年になる施設を、先にレクチャーを受けた歴史と共に自らの目で見て心で感じて頂く事ができたのではないかと思います。
この日は犬猫共に収容頭数は少なめでしたが老犬や傷病犬もいて、こちらを見つめる視線は何度通っても慣れることはありません。
柴犬の多さにいつも疑問を抱いていましたが、課長さんによると柴犬ゆえの性質が保護団体さんの引き出しのネックとなっているとの事でした。
犬を迎えるにあたっては、犬種が持つ特性を学ばなければならないと改めて感じました。
その後は屋外へ出て小高い丘の上にある慰霊碑へお参りに向かいました。
澄み切った空気と暑い位のお天気になり、カラフルなお花に囲まれた清らかな空間にも職員の皆さまの愛情を感じました。
参加者の皆さまも、お線香を手向け思い思いに手を合わせておられました。
小高い丘のふもとには”ふれあい動物園”があります。
こちらに暮らしているのも保護動物達です。
いつもは、人懐こい犬達とふれあって頂くのですが小学校へ出張授業との事で不在でしたので、ニワトリや烏骨鶏に大好きなタンポポの葉をあげたりしました。
施設に戻ってから質疑応答タイムになります。
ここまでのカリキュラムの中から湧いた疑問などを元に有意義な時間を皆さんと共有する事ができました。
これまでの人生経験を元に今日を感じてくださった一般の皆さま、ピュアな目で現状をまっすぐ受け入れてくださった生徒の皆さま、ありがとうございました。
時代の変化と共に過多な情報、価値観の多様性の中に生きる私達は時にその波の中で翻弄される事もありますが、そんな時こそ文字や画像の情報だけでなく自らの耳目で体感し、会話をする事がどれほどに重要な事であるかを、毎回感じます。
表現方法や価値観をどのような形で発信するのかは差異はありますが、これからもつむぐプロジェクトは、一片の思考を押し付ける事のないよう、広い視野を持って、皆さまの関心を持つきっかけとなっていけますように、できる範囲での活動を粛々と行っていきたいと思います。
ご参加の皆さま、センター職員の皆さま、本日もありがとうございました。
文責: スタッフ 池澤