活動報告

動物愛護のつどい:神奈川県動物保護センター
Posted on:2017/10/28:動物愛護のつどい:神奈川県動物保護センター

薄曇りのお天気が少し心配でしたが、今年も予定通り参加してまいりました。
今回も「マイロ・ドッグスクール」共催による、主にセンター卒業犬が多く参加のしつけ教室を担当いたしました。
当日はその他にinu*maruさんによる撮影教室、トリミング教室、施設見学、迷子札の手作り体験など、職員さん総出でご準備くださいました。

しつけ教室は事前の応募で12組、ご見学の方もいらっしゃいましたので合計13組の参加となりました。
今回は昨年の第1回をふまえて座間さん、堤田さんという心強いインストラクターさんも2名、ボランティアとしてサポートに入って頂きました。

デモンストレーション犬は今年もダルメシアンのエリーさんでした。
エリーさんは元保護犬です。
元来の資質もありますが、飼い主さん次第でこんなにもいろいろな事ができるようになり、気持ちも穏やかに幸せに暮らしていけるという証を目の前にご参加の人間の皆さんも(犬たちも?!)真剣に耳目を向けていらっしゃいました。

会場に来てくださった卒業犬さん達は新しいご家族と皆、幸せそうに会場入りしました。
中には私たちも収容棟で長く暮らしていた事を知っていた仔、ふれあい広場で里親さんを募集していた兄弟(この仔達は2頭一緒に引き取って頂けています)に、幸せなかたちで再会できて感無量でした。
なにより、職員さん達と再会した瞬間の喜びようはいかにセンターで大切にしてもらっていたのかが一目でわかる嬉しくありがたい場面でした。  

もちろん、一般のご参加もありました。
多く寄せられるお悩みを元に講義はスタートいたしました。
まずは、飼い主さんとの信頼関係を作る基礎練習が大切ですので、重点的に。サポートのインストラクターさんもこまめに様子を見ながら参加者さんに声をかけて個別対応に心がけました。

後半になりついに雨がパラついてきてしまいましたので、屋根のある場所に移動しての実技と講義となりました。
実技を重ねていくうちに一般でご参加くださった怖がりの小型犬さんが終盤では人の手からおやつをもらい、自信を持って皆さんの前を歩く姿を見られた時には感動しました。

お悩みは1日で解決できるものではなく、今日をスタートとして愛犬との暮らしがより充実したものとなるよう、トレーニングの重要性に気付いて頂けましたら幸いです。
卒業犬の皆には、もう2度と哀しい思いをすることがないよう、里親さまと、小さな命を迎えられた飼い主さまに感謝と願いを込めて、努めさせて頂きました。

来年はセンター建て替え中の予定ですので「愛護の集い」が開催されるかは確定できませんが、新センターではより充実した環境で皆さまにお会いできる事を楽しみにしております。

Staff:池澤