活動報告

みんなでセンターへいこう!-神奈川県動物保護センター見学会
Posted on:2017/2/22:みんなでセンターへいこう!-神奈川県動物保護センター見学会

2017年2月22日ニャンニャンニャンの日に「みんなでセンターへいこうー神奈川県動物保護センター見学会」をtumugu=つむぐ=プロジェクト、inu*maruさんとのコラボ企画として開催いたしました。
先の見学会の報告にも書かせていただきましたが、この企画の種をくださったのは、写真家のinu*maruさん。
昨年8月のアニマル・ウェルフェアサミットで活動をご一緒してからのご縁で、12月4日由比ガ浜にあるみゆきぱんさんのガレージをお借りしての、inu*maru写真展【殺処分0のセンターで生きるということ-神奈川動物保護センターの犬と猫たち-】に続いての企画となりました。

1月11日に開催した一回目の見学会は、12名+スタッフ3名の合計15名での参加となり大変好評をいただきました。
先の見学会の反省を踏まえて、さらに内容、募集人数、タイムスケジュールなどをブラッシュupして、2月22日に第二回目の見学会となり、7名+スタッフ3名の合計10名での参加。

■9時30分~10時10分
神奈川県動物保護センター:業務課長から、センター業務のお話、動物愛護におけるこれまでの歴史的流れ、現時点のセンターの状況、動物たちの保護における現状の問題、今後の課題など・・・とても丁寧にわかりやすくお話いただきました。
■10時10分~11時
写真家inu*maruさんが撮影に入りながら収容犬と向き合い感じてきたことなどを、麻布大学動物行動管理学研究室が実施した、保護センターにおける収容犬ストレスレベルテストなどの資料を参照しながら、お話しくださいました。
休憩を少しとった後は、業務課長の案内の元、センターの施設内を見学。
手術室、ふれあい・譲渡候補犬収容スペース、猫収容スペース、平成21年まで稼働していた殺処分機、犬収容棟、慰霊碑、ふれあい広場と時間をかけて、質問も都度都度受けながらの見学。

途中、保護譲渡ボランティアとして日頃より尽力なさっているアニプロさんがこの日は、シャンプーボランティアとしても入っておられて、収容犬のシャンプーをしているところも見学させていただき、保護だけでも大変ななか、こうして様々に尽力されている姿に頭が下がりました。
全体を通して、参加者のみなさん大変熱心に質問をしておられて、みなさんの意識の高さには目をみはるものがありました。
また、参加者のみなさんとも情報交換、意見交換しながらの見学会は親密度も増し、企画した私たちにとっても大変有意義な温かい時間となりました。

今まさに建て替えにむけて計画が進んでいく中、ハード面が新しくなるだけでは、神奈川県の殺処分0、今後の動物たちを取り巻く状況がいっきに改善されていくというわけではありません。
まだまだまだまだ課題は積みあがっており、行政が担う役割、ボランティアが担う役割など、引き続き力をあせてそれぞれの役割を担っていく必要を強く感じます。
まずはそれぞれが現状を知ること。
関心を寄せることでみえてくること、それぞれにできることが見えてきます。

私たち一人一人の想いの集約が、日本における愛護の流れを、モラルを空気感を作り出しているのだと最近強く想います。
日々の積み重ねの上に、それらは作り上げられていきます。
まずは、動物を愛する一人として、現状を知るために見学会に足を運んでいただけたらと願います。
3月はいったんお休みさせていただき、4月以降2回目と同じプログラムで見学会開催を予定しております。
日程、募集はおってまたご案内させていただきますのでよろしくお願いします。

tumugu=つむぐ=プロジェクト 佐竹加代子