活動報告

かながわ動物愛護フェア 動物愛GO!『それが大事』
Posted on:2016/3/13:かながわ動物愛護フェア 動物愛GO!『それが大事』

平成28年3月13日(日)10時~16時、横浜市開港記念会館講堂にて、かながわ動物愛護フェア-動物愛GO! 『それが大事』-が、開催されました。
神奈川県は、平成31年度の開設を目標に、老朽化した現在の動物保護センターの建替えを進めるために「神奈川県動物保護センター建設基金」を設置。
新しい動物保護センター建設のために広く寄附を募っております。
動物の適正飼養などの普及啓発を進めながら、動物保護センターの建替えに係る寄附について、多くの方に知っていただき、ご協力を呼びかけることを目的として今回多くの団体が集い開催されました。
 

今回のイベントでは、みゅーまるのプログラムの一つである保護犬たちのミュージカル『ワンライフ』の上演のお手伝いとして参加させていただきました。
主催:神奈川県、共催:特定非営利活動法人みゅーまる、tumugu=つむぐ=プロジェクト、協力体制での開催です。

当日は15時からの開演を控えて、14時30分開場の予定ではありましたが、開場前から入り口扉の前にどんどんお客様が並ばれて通行をさまたげるまでの盛況振りに、開場時間を5分早めました。

1F、2Fともに会場満席、2Fは立ち見、1Fも追加で席を御用意するなど、文字通り会場内に入りきらないほどの来場者となりました。

今回上演の『ワンライフ』は、飼い主の無知により去勢手術をしなかったために生まれ、愛護センターにもちこまれた『チビ』。
名前もなく、出産をさせられ続けられたブリーダー放棄犬の「サチ」。
虐待を受けたシェパードの『ハッピー』。
震災後、福島で家族を待つ被災犬の『クロ』。

4頭がそれぞれの境遇を語り、新たな家族と出会うまでの物語。
現在の日本の動物たちを取り巻く状況を伝え、できる一歩をそれぞれに感じて考えていただけたらと願いつくられた作品です。

上演中、多くの方が真剣に舞台をみる後姿をみながら、後々ふりかえることがあったときに、きっと、今日の日が、神奈川県においての動物愛護啓発の歴史の一つに残る節目の日になるのかもしれない・・・と恐れ多くも感じました。

日本が動物福祉においても満たされていくこと、まだまだ先はこれから、動物たちの小さな命を大切にできる社会は、人も豊かに暮らしてゆけるだろうと思います。
 

『ワンライフ』上演後は、渋谷亜希さんの司会進行のもと、公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長、女優の杉本彩さん、特定非営利活動法人みゅーまる理事長岡本和子さん、神奈川県動物保護センターより、小池所長をまじえてのアフタートークセッションも開催されました。
 

神奈川県が、動物愛護、福祉において、他県のモデルケースとなる存在として牽引していくことを何より願い、微力ではありますが、つむぐとして今後も地に足をつけて、できるかぎりのことを進めていけたらと思います。

多くの保護団体、個人、関心を寄せて応援してくださる多くの方達の想いが重なり、今まさに大きな流れがきております。
ここから先が正念場です。
形を整えていくのはたやすいことではありません。

私たち一人一人がこの問題に関心をもち、心を寄せてできることをそれぞれにしていくことで、さらなる次のステージがみえてくると信じて疑いません。

引き続き歩みをともにしていただけたらと願います。