活動報告

いのちの大切さを考えるプログラム:逗子市立逗子小学校
Posted on:2014/7/30:いのちの大切さを考えるプログラム

いのちの大切さを考えるプログラム:逗子小サマースクール企画:逗子市立逗子小学校
― 大内純一校長先生の『命の授業』×保護犬たちのミュージカル『ワンライフ』 -

2014年7月22日(火)~7月30日(水)、逗子市立逗子小学校(逗子市)にて、2014年度サマースクールが開催されました。
サマースクールは、同校の保護者や地域住民でつくる逗子小支援地域本部主催。地域住民、教員、保護者が特技を生かし、ボランティアで講師を務め、講座の内容も、様々なプログラムがあり、毎年多くの同校親子や地域の住民らがともに学んでいます。

同校保護者がご縁をつないでくださり、命の大切さを日頃から伝えるお話を授業の中で取り組まれている大内学校長にtumugu=つむぐ=プロジェクトのプログラムをご提案させていただきました。
命を大切にすることをこどもたちに伝えていきたいとの想いで共感をいただき、サマースクールのプログラムの一つとして、主催:逗子市立逗子小学校サマースクール支援地域本部、共催:tumugu=つむぐ=プロジェクト、みゅーまる、協力:One☆Paw、マイロ・ドックスクールと多くのご協力をいただいて、プログラムの実現が可能となりました。

7月30日のプログラムに先だって、7月22日~29日まで、逗子小学校校内、図画工作室(特活室)にて公益財団法人 どうぶつ基金『いのちつないだワンニャン写真コンテスト2013年受賞作品』の写真展も開催いたしました。

手を差し伸べなければ消えていたかもしれない命をつないだ犬と猫の写真展は、動物たちとの出会いのエピソードも写真に添えられ、優しく温かさ溢れる作品の数々。こどもたちも「かわいいね。こんなにかわいいのになんで捨てるんだろう?」「さくらねこって何?なんで耳がカットされているの?」など、こどもたちになりたくさんのことを感じてくれたようで、質問を投げかけてくるこどもたちも多かったのが印象です。
ただかわいいだけでない裏側があって、そこに本当の命の大切さがあることを、少しでもこどもたちが感じてくれたらと願います。

 

7月30日(水)サマースクール最終日、逗子文化プラザなぎさホールにて、午前中は、海洋冒険家:白石 康次郎氏「七つの海を越えて」講演会。こちらもサマースクールの企画の一つで、とても充実した内容のプログラムとなりました。

午後15時からは、tumugu=つむぐ=プロジェクトの枠となり、大内校長先生の『命の授業』×みゅーまるによる、保護犬たちのミュージカル『ワンライフ』が開催。

第一部は、逗子小学校大内学校長の『命の授業』学校長自ら登壇、内臓疾患を抱えて、成人を前にしてなくなった同級生との思い出を語り『命は一つしかないこと、そして、いただいた命を一生懸命生ききって自分の夢をかなえてほしい』と呼びかけられました。熱い中に優しさ溢れる静かに語る学校長の姿に、しっかり耳を傾けてきくこどもたちの姿、時に涙する保護者の方など、大内学校長のメッセージはみなさんの心に伝わったようでした。

第二部は、みゅーまるによる保護犬たちのミュージカル『ワンライフ』
飼い主の無知のより去勢手術をしなかったために生まれ、愛護センターにもちこまれた『チビ』。名前もなく、出産をさせられ続けられたブリーダー放棄犬の「サチ」。虐待を受けたシェパードの『ハッピー』。震災後、福島で家族を待つ被災犬の『クロ』。4頭がそれぞれの境遇を語り、新たな家族と出会うまでの物語。

たくさんのうれしい感想をいただきました。

2ヶ月前から保護犬を我が家に受け入れました。うちの犬の気持ちがすごくわかりました。
もっともっとかわいがってあげようと思いました。(保護者)

さいごにかいぬしがみつかってよかった。こえがきれいだった。(児童)

生きること、命、愛について、心にひびく形で届けて下さりどうもありがとうございました。
プロの方の美しい声で感動しました!(保護者)

色々犬の事情がわかりやすく、演じられていました。
子ども達に何かが伝わったと思います。
これからも、人間も動物も同じ命として伝えるために、上演を頑張ってください。(保護者)

感動しました。
とてもクオリティが高く、この場で観る機会が与えられたことを嬉しく思います。(保護者)

おはなしのないようがかなしかったです。いぬたちはこうなっているんだなと思いました。(児童)

保護犬たちの思いがよくわかりました。
動物にも命があって、それを大切にしなきゃいけないとわかりました。(児童)

犬をかってみたいという願いはありましたが、ペットショップではない見つけ方もあると知ってよかったです。HPなどで参考にさせていただこうと思います。
もっと沢山の方に知ってもらい、このミュージカルを見てほしいと思いました。
歌がとても素敵でした。(保護者)

声もお話も心にひびきました。
犬やネコをかった事はありませんが、かわいいだけではないので、大変なことと思います。
病気もするし、お金もかかるし、決心が必要ですね。(保護者)

本当の姿を想像しながら観ていて、心が痛みました。
特に震災の保護された犬達が、震災後どんな気持ちで主人を待っていたか・・・
はじめて知り悲しかったです(保護者)

私も物ごころついたころから犬との生活でした。
一緒に人生を歩む覚悟。それを一人でも多くの人に気づいてほしいです。(保護者)

こどもたち、保護者の方々など、様々に感じてくださったようで、うれしいかぎりです。
 
この日は、逗子小学校で展示していた写真展も、なぎさホールホワイエに移動して開催。
多くの方に、みていただけました。

多くの方にお力添えいただき無事終えることができたこと、心より感謝いたします。
そして、引き続き、命の大切さを感じていただけるように、啓発活動を一つ一つ進めていく思いです。