活動報告

みゅーわんコンサート:葉山子育て支援センターぽけっと
Posted on:2013/3/22:みゅーわんコンサート

2013年3月22日、葉山町子育て支援センターぽけっとで、【春の“みゅーわん”☆コンサート】を開催いたしました。音楽を通して動物愛護の普及活動を展開する「みゅーまる」と、逗子で保護犬・保護猫の支援・動物愛護の啓発活動をしているグループ「One☆Paw」のコラボイベント。

参加したのは、この日ぽけっとに遊びにきた親子にくわえて、近隣の保育園のこどもたちもご招待させていただき、50名弱の親子がぽけっとの広場に集いました。

はじまりは、センター長の山浦さん自ら、アイスブレイク。自然とこどもたちもママたちも笑顔になってゆきました。参加者の緊張がほぐれたところで、みゅーわんのプログラムがスタート。

「いぬのおまわりさん♪」「ジブリメロディ―♪」など、こどもたちも交えピアノにあわせてのコンサート。メロディを一緒に口ずさんだり、身体をゆすって踊りだしたり、こどもたちもとっても楽しそうでした。

コンサートの途中では、こどもたちに楽器を手渡して一緒に演奏しながら唄う場面も☆見る側聴く側だけでなく、一緒に奏でることで、こどもたちやママとの距離もぐっと近づきました。

コンサートから一変して、絵本の朗読+歌。
内容は、「つながってる!~いのちのまつり~」文・草場一壽/絵・平安座資尚/作詞作曲・弓削田健介
をDVDのアニメーションと一緒に楽しみました。動くアニメーションと、みゅーまる和子さんの臨場感あふれる朗読に、こどもたちもぎゅっと釘付け。

この絵本は、命の大切さ、命が先祖から自分までつながっていることを伝える内容。犬がこどもをうむシーンを通して、動物たちも人間と同じ命であること、人間同士繋がっているのはもちろんのこと、動物ともつながっていることを感じさせる内容で、子どもも大人(親)も、それぞれが感じることの多い内容でした。

朗読の後は、第二部、【イヌとお友だちになろう♪】

内容は、さんぽ中の犬に会ったとき、どういう風に近づいて、あいさつをすればいいのか、 をシュミレーションしたものです。
いきなり頭を撫でるのではなくて、飼い主に「触ってもいいですか?」と確認して、まずは拳を犬の鼻に近づけにおいを嗅がせてから、顎の下や首筋などを撫でていく、というもの。
イヌとの接触が少ない、またはほとんどなかったという子供もいた中、正しいあいさつの仕方を以外と知らないこどももいたようでした。正しい挨拶の仕方を覚えていることで、外でイヌにあった時、さらにふれあいが豊かになるとうれしいかぎりです。

挨拶の仕方を終えた後は、ぽけっとのお庭へ移動して、実際にいぬたちとのふれあいをこどもたちに体験してもらいました。この日ふれあいの為に協力してくれたイヌたちは5頭。ぽけっとの施設利用者が基本的に幼児、未就学児が多いのと、イヌと暮らしたことのないこどもの場合、自分より体の大きい大型犬はそれだけで怖いという感情がでやすいだろうとのことで、小型犬にしぼりました。

最初はこわごわとさわっていたこどもたちも、正しい挨拶の仕方で犬たちにふれあえるようになると、うれしさからかとたん積極的になり、さわるさわる。「かわいいねぇ~」とにこにこの笑顔で犬たちにふれるこどもたちの姿に、こちらも癒されました。

実際のイヌとの触れ合いについては、開催場所や、その他、どうぶつアレルギーの子どもへの配慮もしていく必要がありますので、実現はそれなりの段階が必要となりますが、またご要望あればぜひ通常のプログラムにくわえて、行えたらと思います。

実際に生きている犬たちに触って、温もりや優しいオーラに触れる体験が、小さい人の心に、小さくともいのちの大切さを感じる種をひとつぶでもまくことができたなら、うれしいかぎりです。

そして、もう一つ・・・。

この日集まってくれたイヌたちの中には、殺処分の対象となっていたけれど、ボランティアさんが差し伸べた手ですくいだされ、今は里親さんの元で幸せに暮らして今日のこの日があるイヌもいるのです。そんな背景は小さい人たちにはまだ少し難しいかもしれません。でも、ママたちには、そこにある背景も感じて、機会がある時にこどもたちに伝える役目を是非になってほしいと願います。